校長メッセージ

校長あいさつ

 秋田県立由利工業高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 近年は、少子高齢化に加え、生産年齢人工の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造や雇用環境は急速に変化しており、予測が困難な時代となっています。
 こうした中にあって、工業高校には、安全・安心な社会の構築、職業人としての倫理観、環境保全やエネルギーの有効な活用、産業のグローバル競争の激化、情報技術の技術革新の開発が加速することなどを踏まえた上で、ものづくりを通して、地域や社会の健全で持続的な発展を担う職業人を育成することが求められています。
 本校は、昭和37年(1962年)に由利本荘地域唯一の工業高校として開学してから62年を迎えており、一万二千名を超える卒業生は、県内はもとより国内外の産業界で活躍しております。
 現在は、機械科(M)、電気科(E)、環境システム科(S)、建築科(A)の4学科において、『自律・創造・誠実』の校訓の下、自律精神を基盤としての全人教育を目指し、地域社会に貢献するとともに工業会の発展に寄与する人材の育成に努めております。
 昨年度は、高校生ものづくりコンテストをはじめとして、各種研究発表会や競技会、コンテストにおいて多数の入賞作品と、東北大会・全国大会出場者を送り出すなど、ものづくりに対して授業はもとより、部活動や生徒会活動、学校行事などにも教職員・生徒が一丸となって取り組んでいます。
 今後も、「航空機産業に関するコース」、「課題研究」、「各種コンテスト」「部活動」、「地域貢献活動」等を通して、新たな価値を創出する実践的・体験的・探究的な学びの充実を図り、これからも地域社会や産業界に貢献できる人材の育成に努めて参りたいと考えております。皆様の御理解と御協力をよろしくお願いします。

令和6年4月
第25代校長  田口 康